チャンノクスの登場するドラマ

韓国ドラマの豆知識
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チャンノクスの登場するドラマ

韓国では三大悪女といわれる朝鮮王朝時代に出てきた悪女がいます。

1人はチャン・ノクス(張緑水)で、
暴君と言われ廃位された10代王の燕山君(ヨンサングン)の側室です。

2人目はチョン・ナンジョン(鄭蘭貞)です。
この人は11代王の中宗(チュンジョン)の王后、文定(ムンジョン)王后の側近。

3人目はチャン・ヒビン(張禧嬪)
19代粛宗王(スクチョン)の側室です。一度は王妃にまで上り詰めた人です。

この3人の悪女の中で、チャンノクスを取り上げてみたいと思います。

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チャンノクスとは

チャンノクスの父は役人で、母親は妾で側室の子供として生まれ、とても貧しい少女時代を過ごした。
その後、斉安大君の奴婢となります。斉安大君は9代国王の成宗の従兄にあたります。
そこで同じ斉安大君の家婢と結婚をして息子ができますが、子供も捨ててもちろん夫も捨てて、
妓生になりました。

チャンノクスが歌う歌はとても評判だったらしく、唇を動かさなくても美しい声で歌えると
言われていたそうです。

燕山君はその噂をきいて、チャンノクスを後宮に入れて、従四品の品階である淑媛(スグォン)
の位を与えた。淑媛(スグォン)といえば側室に当たりますが、宮中でいきなり淑媛(スグォン)
になるというのは異例だったようです。
30歳を超えていてましてや昔は子供も産んでいた人が急に側室にというのは
異例だったのでしょうね。。。
しかも燕山君よりも10歳くらい年上だったとされています。

燕山君に寵愛を受けていたので、図にのってしまったんでしょうね、
宮中でも色々な無礼を働いていったそうです。

その横暴ぶりというのは・・・・
実の姉とその子供の身分を平民にしたり、チャンノクスに屋敷や田畑を与えたり、
宮殿の宝物を私物化したり、自分のための装飾品を作らせたり、
贅沢三昧だったといわれています。

チャンノクスは男の扱いに慣れていたのでしょうか、燕山君をまるで子供のように扱いました。
母親と幼いころに別れた燕山君は年上のチャンノクスに母性のようなものを感じていたのかも
しれないですね。

燕山君はどんどんと暴君となり、臣下のいうことにも耳を貸さなくなっていきます。
王に従わないものは処分するような横暴ぶりだったので、重臣たちも王に何も言えなくなって
いったのでしょう。

でも、チャンノクスのいうことは燕山君はきいていたそうです。
たとえそれまで怒っていたときもチャンノクスをみると喜んで笑顔になったといいます。

それだけ惑わす女性だったのでしょうか。

ある時には、チャンノクスの服、チマを踏んだというだけで、下級の妓生が打ち首に
されたといいます。

燕山君とチャンノクスの横暴ぶりがどんどんと加速していったのでしょうね。
民衆からもチャンノクスは憎悪の標的にされていったそうです。

最後には燕山君の行う政治に対して不満が爆発してしまったのでしょう、
クーデターを起こして、燕山君は廃位され追放されて、晋城大君を擁立した。

チャンノクスはその後捕らえられて、斬首され、その遺体には多くの人たちが、
石を投げつけたそうです。
あまりにも投げられた石が多かったらしく、そこには石塚ができたといいます。

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チャンノクスの登場するドラマ

チャンノクスは朝鮮三大悪女といわれるようになりましたが、
そのチャンノクスはたびたび、ドラマの題材に使われるようになります。

いくつかを紹介します。

・王妃チャン・ノクス -宮廷の陰謀-
これはかなり前に作られたドラマです。1995年に放送されていました。
チャンノクスを主人公に描かれたドラマです。
史実とは少し違っている部分もあるようです。
画像もふるめかしい感じもします。チャンノクスもものすごく美人かというと
そういう感じでもなくて・・・・
それよりも、悪女といわれているチャンノクスですが、このドラマを見ていると
いじめられる場面も出てきたり(たしか王妃にいじめられてたかと思います)
なんか、ノクスの寂しさとか、世の中に対する怒りとか悲しみが出ているドラマだなと
感じました。

・七日の王妃
燕山君の忠臣の娘チェギョンが主人公の物語。晋城大君と結婚をするし、王妃になるも、
数日で廃位させられる。
燕山君は母違いの兄。段々と暴政になっていく燕山君ですが、その暴政になる時に
横にいたのがチャン・ノクスでした。
ドラマでチャンノクスは登場しますが、そこまでストーリーの中で重要な位置ではなかったと思います。

・逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-
これは最近(といっても2017年ですが)に制作されたドラマです。
燕山君に立ち向かって、クーデターへと導いた英雄ホン・ギルドンのドラマです。
このドラマでのチャンノクスも重要な立場にありましたが、
世の中でいわれてる悪女であるチャンノクスという部分はさほど出てこないです。
どちらかといえば、チャンノクスをイイ感じに描いています。
最後は民衆に石を投げられて死んでしまい、そこには石塚ができます。
このドラマのチャンノクスはとても綺麗で、歌もうまいです。
世の中でいわれているチャンノクスのイメージとは少し違った角度から見た
ノクスがみれるかと思います。

その他にも
・王と妃 ・王と私

映画では 王の男など

色々な作品のなかでチャンノクスが登場をします。

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